使用する革には、動物が自然の中で負った傷やシワ、シミの他、血管等の痕などが必ず残っております。又、革の部位によって、硬い・柔らかいといった質の違いがあることから、染色剤やオイル等の色むら等もあります。
合成皮革には無い手触りと香りの違いは、天然皮革の特徴の一つです。
あらかじめご理解の上、お買い求め下さいませ。
革のメンテナンス
購入した革製品と長く付き合いたい!!
ご購入頂いた革製品は、定期的にメンテナンスを行う事で、より長くお使い戴く事が出来ます!!
革製品は天然素材のため、日常使用する中で、日々、ダメージを蓄積しています。長期に渡り汚れを放置しておくと、汚れが革に浸透してしまい、シミや劣化の原因となります。しかし、定期的又は、革の状態に応じてお手入れする事により、綺麗な状態を保つことが出来ます。
何時までも綺麗にお使い頂くために、簡単なメンテナンス方法を御紹介致します。
革製品は物を収納したり、直接手で触れることにより、日々、傷や汚れのダメージを受けています。ハンドクリームや手汗によるダメージには、こまめにクリーニング等のお手入れを行い、油脂分を失った革には、クリーム状のオイルを与え、ケアする事が大切です。
お使いの革製品は、しっかりメンテナンスすることにより、革特有の風合いや艶が生まれ、より愛着が湧いてくるアイテムになることでしょう。
【 クリーニンング 】
①付着した ほこりを落とす
ブラシを使って、革表面のほこりや、縫い目部分にたまった汚れを落としていきます。ブラシを掛ける際、力を入れずに優しく小刻みにブラシをかけましょう。全体的にブラッシング出来たら、乾いた布で乾拭きを優しく行って下さい。
②布地にクリーナーを含ませる
汚れのない柔らかな布地に、クリーナーを適量含ませ、布地がほんのり湿った感じを確認します。この際、クリーナーの付け過ぎに気を付けて下さい。クリーナーの付け過ぎにより、シミの原因となる場合が御座います。
③叩き拭きをする
クリーナーを含ませた布地を、汚れが付いた部分に当たるように軽く叩き当て、汚れを浮かせます。この際、布地を擦り付けたり、過度に叩き拭きを行うと、色落ちやむら等の原因になりますので、確認をしながら行って下さい。
④ 浮き上がった汚れを移し取る
クリーナーで浮き上がった汚れは、綺麗な布地を使って優しく押さえるように汚れを移し取って下さい。この際、強く押さえると、浮き上がった汚れが革に浸透する可能性がありますので、気を付けて下さい。最後に綺麗な布地で仕上げ拭きを行い終了です。
【 オイルアップ 】
①付着した ほこりを落とす
ブラシを使って、革表面のほこりや、縫い目部分にたまった汚れを落としていきます。ブラシを掛ける際、力を入れずに優しく小刻みにブラシをかけましょう。全体的にブラッシング出来たら、乾いた布で乾拭きを優しく行って下さい。
②布地にオイルを取る
汚れのない柔らかい布地に、オイルを小指の先程度移し取ります。
財布等の小物の場合は、オイルが塗り余らないように、適量を布地に移し取って下さい。
③薄く塗り広げる
オイルを手早く全体に薄く塗り広げます。革には、型押し等の特殊加工された物もありますが、円を描くように塗ると、綺麗に塗り広げる事が出来ます。オイルの付け過ぎによるオイル残りは、シミの原因となりますので、余分のオイルは直ぐに拭き取りましょう。
④ 乾燥、乾拭き
オイルを塗り終えたら、一定時間乾燥させます。乾燥時間は、各メーカーで推奨時間が御座いますので、確認してから作業を行って下さい。乾燥を終えたら、柔らかい布地で余分なオイルを拭きとり、さらに仕上げ拭きを行って終了です。
※⑤床面のメンテナンスも
床面のある革製品は、床面のメンテナンスを無視しがちですが、乾燥や使い込みによる劣化が激しく、表面のメンテナンス同様、しっかりとケアを行う必要があります。
柔らかい布地又は、直接、指先にミンクオイルを適量取り、素早く均等に塗り広げます。表面同様、円を描くように塗ると、綺麗に塗り広げる事が出来、革に潤いを与える事が出来ます。
【 雨から守る 】
革製品は、雨や水が付いてしまうと、シミや色落ちの原因となることがあります。事前に防水スプレーを施しておくことで、そのようなトラブルを防ぐことが出来ます。ほこりを取り除いた後、屋外で革製品から30㎝程度スプレーを離し、2・3回振ってから均等に噴霧すると良いでしょう。
[参考商品]
コロニル超撥水スプレー
ウォーターストップ 【皮革専用】
■成分: 超微粒子フッ化炭素
(フッ素系防水剤)、
植物性オイル、
LPガス
■サイズ:(約)高さ23.5
×直径5.3cm
■容量:(約)400ml
■原産国:ドイツ製